「紙にしなやかさが戻り、手で触れるようになりました。」
阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター様より所蔵の新聞資料の脱酸処理・修復をお預かり致しました。
修復前
酸性劣化がひどく折り目の部分に欠損や裂けが進行していました。また劣化のため紙がもろくなり不用意に手で触ると欠落・損傷が進み、資料として取り扱いがしにくいものでした。
修復方法
- 全体の脱酸処理を行い、漉き填めにより欠損部の修復を行いました。
- 紙が脆くなり裂けているところは部分的に極薄の紙で補強を施しました。
修復後
納品風景
「元の状態がパリパリで劣化がひどく取り扱いが困難でしたが、脱酸処理・漉き填め修復を行うことで紙にしなやかさが戻り手で触れるようになりました」と感心されていました。 |